SOAS University of London

SOAS Language Centre

Projects by students of Higher Advanced Japanese 2005: Ruselle Meade

坂 茂 - 建築家

ビルなどの構造物を建設するにはコンクリートや鋼や木材のような強い材料を使うのが当たり前であろうが、今回紹介する人物はこのような材料のかわりになんと紙を使用するのだ。坂茂、42歳。2002年に再生紙で構造されたハノーバー国際博覧会日本館とパリの新ポンピドゥセンターの設計者として有名だ。日本ではそれより1995年に神戸で起きた地震の難民のために紙の教会と紙のログハウスを作った人道的活動で知られているかもしれない。

坂茂氏は1977年から1980年にかけて南カリフォルニア建築大学(SCI-ARC)で勉強し、1980年にクーバー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)に入学、1984年に卒業した。翌年坂茂建築設計という自分の会社を設立した。そのときから建設の材料としての紙に興味をもった。1995年にNGO VAN (ボランタリー建築家機構を設立し、国連難民高等弁務官務所(UNHCR)でコンサルタントの仕事に就く。それはルワンダ大虐殺の開始からわずかの数ヶ月だった。難民所を作るために坂茂氏は球形の段ボールをルワンダへ送った。雨避けや木材など普段の材料より頑丈で環境に優しいものだった。それから、トルコで起きた地震の難民のためにも段ボールの難民所を建設した。
難民所でも美術館でも工夫して、紙で驚くべき構造物を計画する。傑作の中には神戸の難民のための「紙の教会」があり、2002年にワールド・アーキテクチャー・アワードを受賞した「はだかの家」もある。

現在、慶応大学環境情報学部の教授を勤めているが建築家の仕事と人道活動を続けている。2003年にニューヨーク・ワールド・トレード・センターGround Zero国際コンペティション最終選考まで残った。

ラッセル

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