SOAS University of London

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Kenji Miyazawa

宮沢賢治
コリン キーティング Colin Keatinge
Lower Advanced Japanese
オリジナル銀河鉄道

宮沢賢治は詩人でもあり作家でもあった。宮沢の作品の多くは子供も成人も読める、田舎を舞台にした童話のような世界である。最も有名な話は「銀河鉄道の夜」、「注文の多い料理店」である。

宮沢は 1896 年、岩手県の花巻市で生まれ、花巻の高等農林学校で学んだ。後に、母校で教鞭をとるようになった。田舎に住むのが大変好きで、宮沢の作品にはこの地方について書かれたものが多くある。

宮沢の父親は、質屋の主人であった。自分の豊かな生活は他人の不幸によるものなのかと、宮沢は思った。それで、教師の仕事を選び、農民のためにいろいろなことを教えたいと思ったのである。

宮沢は、十五歳のころ短歌を作り始めた。他にもいろいろなことに興味があり、天文、音楽、哲学、宗教、園芸などについても書いた。また、高校三年の頃、自ら、雑誌を出版した。

Image by Colin Keatinge

たくさんある作品の中で、私の特に好きなものは「セロ弾きのゴーシュ」などの短編小説である。それは、私にとって、語彙も文法もあまり難しくないし、彼の面白い発想と意見が書かれているからである。そのうえ、日本社会についても教えられる。

彼は、 1933 年 9 月 21 日、三十九歳の若さで亡くなったが、死後七十年ほど経った現在でも、宮沢の創作は世界中に影響を与えている。たとえば、宮崎駿監督の人気映画「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」などは、宮沢の想像の世界を反映していると言える。それに、私達の環境に対する関心はたぶん宮沢の持つそれと同じである。

私の宮沢賢治に対する興味は、二年前、英語の対訳本「宮沢賢治短編集」を読んだ時に始まった。その本には、「注文の多い料理店」、「セロ弾きのゴーシュ」をはじめ、「どんぐりと山猫」など、彼の代表作八編が集められている。それ以来、今でも私は宮沢の本を読み続けている。

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